関東平野を代表する山、標高877mの筑波山とその北側に南北に連なる足尾山・加波山は常陸三山と呼ばれ、古来より巨石信仰などが伝わる霊山として江戸から、関東一円から多くの信者が詣でた山です。
その山並に包まれるように、商業と文化の中心地として江戸時代より栄えたのが旧真壁町です。そして、町を取り囲むようにいたるところに石のある風景が広がっているという、あまり類をみない特色のある地域です。
町は、現在も往時の面影を残す数多くの歴史的建造物が立ち並び、静かで情緒のある街並みを形づくっています。
毎年2月には、町中の家々に代々伝わるお雛さまが飾られ、街は華やかな雰囲気に彩られます。遠方からも多くの観光客が訪れ、お雛様が春を告げる「まかべのひなまつり」が開催されています。
平成22年6月、旧真壁町街区は、国の伝統的建造物群保存地区に認定されました。